断熱材

普段は見えない場所に隠された断熱材には重要な役割があります。
断熱性を高めることは光熱費のかからない、車で言う「燃費」の良い家になります。
ウチダの家はその「燃費の良い住まい」です。

 

構造・躯体

Spec
Spec 全棟:断熱等性能等級6(UA:0.46)
HEAT20 G2レベル (推奨窓:樹脂 ダブルLow-E)
工法:充填断熱工法
旭化成建材(株)
ネオマフォーム
厚90ミリ
旭ファイバーグラス(株)
アクリアネクストアルファ 20K
厚105ミリ 高性能防湿フィルム付
天井 旭ファイバーグラス(株)
アクリアマットアルファ 20K
厚155ミリ
1階天井 ロックウール55ミリ(省令準耐火仕様)
オプション HEAT20 G2超
外壁・屋根付加断熱:
旭化成建材(株) ネオマフォーム 厚50ミリ
玄関土間 カネライトフォームスーパーE-Ⅲ 厚100ミリ敷き

※品質・性能向上のため、予告なしに仕様を変更することがあります。ご了承ください。



断熱性と気密性について

一般的な在来軸組工法

標準で全棟住宅性能表示の断熱等性能等級6としておりますが、実際には完成後に「断熱性能を計測する機械」というものはありませんので、断熱性能はあくまでも机上の計算を信用し、しっかりと施工した上で、あとは実際の電気料金で判断するしかありません。また気密性のC値も「家にどの程度の隙間が存在するか」についての目安の数字ですが、計測時にはガラリ(換気口)などの隙間をすべてふさいでから計測します。ですので、ある程度の数値の気密性があれば、それ以上は「実際の生活」ではあまり関係がないと言っても過言ではありません。

大事なのは実際の各家族の「暮らし方」に多分に影響されてきます。「窓を開けるのか」「風呂の回数」「キッチンでの炊事の仕方」など、性能に影響がおよぶことを挙げればきりがありません。
本来、家は材料性能単体で判断するのではなく、トータルで性能を評価しなければならないのです。

ちなみに家の中で一番断熱性能が劣るのが窓です。窓の種類や庇のあるなしにもよりますが、窓の断熱性能は壁の半分に満たないことが多いです。ですので窓の性能や位置や大きさ、庇のあるなしとかもとても大事になります。ですので「燃費の良い住まい」の実現には、あまり断熱材だけにこだわらず、自分の「暮らし方」を想像してトータルで考えましょう。

充填断熱工法

一般的な在来軸組工法

「充填断熱工法」は柱などの構造材の間に断熱材を充填する方法で、広く一般に用いられています。壁の内側の空間を利用するため、支持材などで新たに断熱用のスペースをつくる必要がなく、外張り断熱より低コストになるケースがほとんどです。壁内の結露を生じさせないよう、防湿フィルムを貼るといった施工が肝心になります。

グラスウール、ロックウール、セルロースファイバーなどの繊維系断熱材が充填断熱工法で使用される主な断熱材です。熱伝導率がコンクリートの10分の1(断熱性能がコンクリートの10倍)である木造住宅では、日本よりはるかに寒い北欧などでも充填断熱が一般的になっています。

床・壁の断熱
床と壁の断熱仕様

一般的な在来軸組工法

壁の断熱材にはアクリアネクストアルファ20K・105mmを使用します。
床にはネオマフォーム90mmを充填。
断熱材がずり落ちないよう、ステンレスのZ形金物で留めておきます。


壁の断熱と通気
外壁の仕上げ材が縦張りなら、裏側に欠き込みのあるエアーホール胴縁を使って壁内の湿気を排出します。
一般的な在来軸組工法


屋根断熱の場合
構造材を見せる場合
屋根断熱
構造材を見せる
外張り断熱のときは野地板を、通気用の垂木を挟んで二重に張ります(構造用と屋根材固定用)。
断熱材は垂木と垂木の間に落とし込みます。
この骨組みなら通気用の垂木だけで910mm程度の軒を出せます。
充填断熱工法でも、野地板は通気用の垂木を挟む二重張りにします。



各Specの詳細は下記をクリックしてご覧ください。