築24年の重量鉄骨造住宅を断熱リフォーム―自然素材で叶える快適空間
ヒノキと杉の無垢材を使った温かみのある空間
ポイント
家族構成の変化と住まいの見直し
定年を迎えたお施主様ご夫婦は、家族構成の変化に伴い築24年の重量鉄骨造住宅のリフォームを決意されました。特に1階の寒さが気になり、断熱性能を改善したいとのご希望がありました。また、長年の住まいの中で自然素材への関心が高まり、木の温かみを感じられる空間にしたいという要望がありました。
LDKの大胆な間取り変更
元の間取りはDKと和室が隣接しており、道路側から奥まった場所に位置していました。そのため、日当たりが悪く暗い印象がありました。リフォームでは、LDKを道路側に移動する大胆な間取り変更を行いました。この変更により、日中の自然光を最大限に取り入れられる明るい空間を実現しました。
キッチンは従来の壁付けタイプから対面キッチンへと変更しました。お施主様が特に気に入られたのは、キッチン横にダイニングテーブルを並べたレイアウト。調理と食事がシームレスにつながるこの配置は、家族が自然と集まり会話が生まれる空間を提供します。
玄関収納と動線の工夫
1階には、旦那様のために機能的な玄関収納を設けました。靴を脱ぐ、履く、上着をかけるといった動作がスムーズに行える動線を確保することで、毎日の外出準備が快適になりました。収納力を重視しつつも、美しいデザインを取り入れた玄関スペースは、住まいの第一印象を彩ります。
自然素材を活用したインテリア
リフォームでは、自然素材をふんだんに使用しました。1階と2階のメインフロアには無垢のヒノキ材を採用し、その香りや質感が空間全体に温もりをもたらします。また、アクセントとして壁には杉の無垢材を使用し、ナチュラルな雰囲気を演出しました。これらの素材は見た目の美しさだけでなく、調湿効果や断熱性にも優れています。
断熱性能の向上で快適さを追求
寒さ対策として、建物全体の断熱性能を向上させるリフォームを実施しました。具体的には、樹脂製のサッシや内窓を取り付け、外周壁、床下、天井に断熱材を追加しました。この包括的な断熱改修により、室内温度が安定し、一年を通して快適な住環境を実現しています。光熱費の削減効果も期待できます。
リフォーム後の暮らし
リフォームを終えた施主様は、自然素材の温かみと断熱性能の向上により、快適な暮らしを満喫されています。道路側に移動したLDKは明るく開放的で、ご夫婦が一緒に過ごす時間がさらに増えることでしょう。
まとめ
築24年の重量鉄骨造住宅のリフォームは、家族構成やライフスタイルの変化に合わせて住まいをアップデートする素晴らしい機会です。断熱性能の向上と自然素材の活用は、心地よい暮らしを実現するための重要なポイントです。
弊社は、国分寺市・立川市・小平市を中心に、リフォーム・リノベーション・注文住宅において、お客様のご要望を最優先に考え、高品質な工事を提供しております。おしゃれな家をお考えの方、省エネルギー住宅に興味をお持ちの方、工務店をお探しの方は、ぜひ弊社にお任せください。詳細な情報は弊社のホームページでご確認いただけます。どうぞお気軽にお問い合わせください。 (一級建築士事務所 内田建設株式会社 一級建築士 佐藤達明)
物件概要
- 所在地
- 国分寺市
- 築年数
- 24年
- 構造
- 重量鉄骨造
- 建築費
- 2811万円
- 施工面積
- 39.83坪(131.68㎡)
- 間取り
- 6DK→3LDK+セカンドリビング
- 工事内容
- 間取り変更・樹脂サッシ交換・内部建具交換・内装・外装・設備交換・断熱・エアコン・造作家具
- 家族構成
- ご夫婦
- 工事期間
- 5.5ヶ月