建築コラム

内装リフォーム 和室から洋室へ!<国分寺市>

2024.10.11

 

1階和室のリフォーム事例:機能性とデザイン性を両立した空間へ

今回のリフォームでは、1階にある和室を、家族の集まるスペース兼書斎として活用できる多目的な空間へと生まれ変わらせました。限られたスペースを最大限に活用しつつ、現代的なデザインを取り入れることで、スタイリッシュで快適な空間を実現しました。この施工事例を通じて、家族が集いながらも、個々の作業やリラックスの時間を楽しめる居心地の良い環境作りの参考にしていただければと思います。

押入れを機能的にアップグレード

既存の押入れを有効活用するために、可動棚を設置しました。お客様がお持ちの収納アイテムに合わせて、自由に高さを調整できる棚を導入し、より機能的な収納スペースへと変貌させました。これにより、日常的に使うアイテムから季節物まで、効率的に収納できるようになり、家族全員が使いやすい空間を提供します。

デッドスペースを活かした有孔ボード収納

リフォームの際、押入れの内部に配管スペースがあったため、デッドスペースが生じていました。このスペースを無駄にすることなく、有孔ボードを使った収納を新たに設けました。有孔ボードは、自由にフックや棚を設置できるため、カスタマイズ性が高く、今後の生活の変化に応じて自在に収納スタイルを変えることが可能です。また、収納力をアップさせるだけでなく、見た目にもおしゃれなアクセントとして空間に取り入れることができました。

ナチュラルカラーとグレーの配色で統一感を

全体的なデザインコンセプトとして、ナチュラルカラーとグレーを基調にしたシンプルで落ち着いた雰囲気を目指しました。天井には木目調のクロスを使用し、隣接するLDK(リビングダイニングキッチン)とも違和感なく一体感を持たせました。これにより、部屋全体が調和のとれた温かみのある空間に仕上がりました。リビングとのつながりを大切にしつつも、独立した書斎としての機能性も持たせることができました。

黒のアイアンパーテーションで洗練された仕上がりに

もともとあったリビングとの仕切りは、2枚引き込み戸と下がり壁で区切られていましたが、今回のリフォームでそれらを撤去し、より開放的な空間を実現しました。空間の仕切りには黒のアイアンパーテーションを採用し、視覚的に区切りを作りながらも、広がりのあるデザインを提供しました。アイアンのクールな質感と全体のナチュラルな色合いが絶妙に調和し、より一層洗練された雰囲気が漂います。

2階リフォーム:より快適な生活空間へ

2階部分のリフォームも行い、さらに快適な住空間を提供しました。まず、子供部屋のクロスを全面的に貼り替え、明るく活気のある空間を作り上げました。内窓の設置により、断熱性と防音性を高め、快適な居住環境をサポートしています。また、寝室の出入り口は、従来の開き戸からアウトセット引戸へと変更しました。これにより、開閉時のスペースを有効に活用できるようになり、部屋全体がより広く感じられるようになりました。

まとめ

このリフォームでは、機能性とデザイン性を兼ね備えた家族がくつろげる空間と、効率的な収納スペースを実現しました。特に、可動棚や有孔ボードの収納アイデア、黒のアイアンパーテーションによる仕上がりは、限られたスペースを有効に使いたい方や、スタイリッシュな内装にこだわりたい方におすすめです。ぜひ、今回のリフォーム事例を参考に、快適でおしゃれな住空間作りを検討してみてください。

 

一級建築士事務所 内田建設株式会社

一級建築士 佐藤達明