3畳の納戸から本格和室へ
ご実家のお仏壇を迎えるための和室リフォーム事例|兼六園「群青の間」からのインスピレーション
ポイント
今回ご紹介する施工事例は、お客様がご実家のお仏壇をお迎えするために、3畳の納戸を和室にリフォームしたものです。このリフォームのデザインは、石川県金沢市の兼六園にある成巽閣内の「群青の間」からインスピレーションを得ています。限られたスペースを最大限に活かし、静かで落ち着きのある和室へと生まれ変わりました。
こだわりの素材選びと銘木店での買い付け
今回のリフォームでは、お客様自身がこだわり抜いた材料を使用しました。特に和室に欠かせない床柱やその他の木材については、お客様が直接銘木店まで足を運び、自らの目で選んだ一品です。床柱の選定には特に注意を払い、空間に重厚感と個性を加えました。床柱をはじめとする部材選びは、空間の完成度に大きく影響するため、施工前の打ち合わせから綿密に行い、最適な材料を決定しました。
伝統と現代の融合|畳、照明、天井のデザイン
畳は耐久性と美しさを兼ね備えたものを使用し、和の質感を高めました。畳の質感が室内に落ち着きと暖かさをもたらし、訪れる人々に心地よい静けさを提供します。照明には現代的なLED照明を採用しながらも、柔らかで温かみのある光を取り入れることで、伝統的な和の雰囲気を壊すことなく、落ち着いた空間を実現しています。
さらに、天井のデザインにもこだわりました。天井には杉板を使用し、丁寧に張り合わせることで、空間に自然の温もりをプラスしました。天井の高さを活かすための配色や杉板張りの配置・寸法、施工方法まで、打ち合わせを繰り返しながら決定しました。これにより、限られたスペースでも広がりを感じさせるデザインを実現しています。
派手な色の組み合わせでも「和」を感じさせるこだわりの色彩
狭い空間に広がりを感じさせるためには、色彩も重要な要素です。今回のリフォームでは、「群青の間」からヒントを得た青色をアクセントに、和の趣をさらに楽しめる空間を作り上げました。大胆な色の組み合わせでありながらも、しっかりと「和」のテイストを残し、個性的でありつつも落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
このように、伝統と現代が融合した和室は、お客様のこだわりが詰まった、まさに一品の空間となりました!
弊社は、国分寺市・立川市・小平市を中心に、リフォーム・リノベーション・注文住宅において、お客様のご要望を最優先に考え、高品質な工事を提供しております。おしゃれな家をお考えの方、省エネルギー住宅に興味をお持ちの方、工務店をお探しの方は、ぜひ弊社にお任せください。詳細な情報は弊社のホームページでご確認いただけます。どうぞお気軽にお問い合わせください。 (一級建築士事務所 内田建設株式会社 一級建築士 佐藤達明)
物件概要
- 所在地
- 杉並区
- 構造
- 木質パネル接着工法
- 施工面積
- 5㎡
- 工事内容
- 洋室から和室へ改装